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ドイツ旅の記録。その4 [旅。]


 引き続き、昨年11月のドイツ旅行の続編。2ヶ月も前の話なので、何を今更感がありますが、まぁ、そこは大らかな目で。

 前回と前々回の記録は以下で。
ドイツ旅の記録。その1
ドイツ旅の記録。その2
ドイツ旅の記録。その3

 6日目の目標は、「歩く」をテーマにハンブルク中央駅からアルトナ駅までふらふらとひとりで歩くことにしました。
 観光がどうこうはさておき、知らない街を自分のペースでふらふらと歩くのは楽しいものです。ドイツ語も英語も喋れないくせに。
 ちなみに、ハンブルク中央駅からアルトナ駅まで、直線距離で5km程度。ぐるぐる歩き回っても10km程度かな。ハンブルクの地下鉄・Sバーンで6駅分。

 まずは、最近、観光地として定着しつつある倉庫街へ……。

 と、その前に聖カタリーナ教会。バロック式の尖塔が特徴の教会ですが、残念ながら補修中で、中に入ることができませんでした。

 いろいろな場所で感じたのですが、この時期はクリスマスに向けて補修中の教会が多く、教会を見るには時期的に良くなかったなぁと少々後悔しています。

 そして、本日のメインディッシュの倉庫街。ハンブルク中心部から南側の港に近く、運河の入り組む地域です。

 倉庫街には、その造りを活かして様々な博物館などがあります。その中でも、今回の目標は「ミニチュア・ワンダーランド」。
 倉庫街のレンガが高くそびえ立つ街並みを眺めながら、ゆるゆるとミニチュア・ワンダーランドの入っている倉庫を発見。

 ミニチュア・ワンダーランドは建物の4階から上なんですけど、その階下には「ハンブルク・ダンジョン」というヨーロッパ版お化け屋敷みたいなモノがありました。

 鳥籠に入った骸骨なんかがぶらさがってます。
 かなり惹かれたのですが、男ひとりでそんなところに入ってもなぁと。ハンブルクの一般的な住人の間では、ハンブルク・ダンジョンの方が有名らしいです。とはいいつつも、当初の目的通り、ミニチュア・ワンダーランドへ。

 受付で10EURO支払って入場します。受付のおばちゃんに、どこから来た?と尋ねられました。たぶん、平日の昼間っから大のオトナのアジア人男ひとりが、こんなところに来るのは珍しいんだと思います。

 売店と食事ができるスペースを通り抜け、いざ展示スペースへ。

 で! これが楽しいのなんのって! 前情報なく、たいしたことはないだろうとタカをくくっていたのですが、こりゃスゴイです。ジオラマの大きさは、写真の人の大きさと比べれば一目瞭然。


 ジオラマは各ブースで様々な場所を再現してあるのですが、バカみたいに広いし、電車はもちろんクルマも動いてるし、ところどころにボタンがあって、それを押すとアクションする部分もあるし。

 ボタンを押すと、気球が上下したりします。手前には、昨年完成したばかりのフォルクスワーゲンのガラス張り円柱形の特徴的な新工場も。

 高原直泰選手が最初に欧州移籍したチーム・ハンブルガーSVのホームスタジアムのHSHノルドバンク・アリーナ(当時はAOLアリーナだったかな?)。ボタンを押すと、歓声が上がり、フラッシュがきらびやかにたかれます。

 電車やクルマや船、線路のパターン、建物を含めたジオラマの素晴らしさ、ミニチュアフィギュアの生き生きとした感じとその数。見ていて楽しくてしかたありません。

 ひとつのジオラマブースを、正面、中腹、上から、と様々な角度から見ることができるのも楽しさのひとつ。下の4枚の画像は、ひとつのブースです。まぁ、このブース自体に高低差があって、デカイんですけど。



 ヨーロッパらしく、お城とか。

 ダム湖になって沈んでしまった町とか。

 ガーデンメイズとか。マンハイムの宮殿?

 火事が発生している場所があって、定期的に消防車が集まってきたり。

 地下部分まで見えるようになっている部分もあります。地下鉄もしっかり走ってます。

 また、15分ごとにジオラマ内で一日の時間経過を見ることができます。
 各ブースの天井には、通常のライトと赤いライトと青いライトが用意されています。昼には通常のライト、夕方には赤いライトが強くなり始め、夜になると青いライトが強くなり始め、明け方になるとまた赤いライトが強くなり、夜明けで再び通常のライトに戻るというサイクルが15分ごとに巡ります。


 世界に時差があるように、各ブースごとにライトの切替わりに時差が設けてあります。下の写真を見てもらうとわかるように、現在のブースは既に夜明けですが、奥のブースはまだ夜の状態です。

 ここはロシア? 雪景色もあります。

 ラスベガスです。

 グランドキャニオン。インディアンいました。

 このバカみたいに広いジオラマは、中央コントロールスペースがあり、たくさんのモニタで監視されています。スゲー!

 あまり期待していなかったのですが、このミニチュア・ワンダーランドが兎にも角にも楽しくて、今回の旅行で一番楽しかった場所になりました。
 わたしがこれだけ楽しめるんだから、妻だったら、もっと楽しめただろうなぁと思ったり。
 というのも、私はあまり電車に興味がない人間なのですが、実は我が家では妻が電車好きで、携帯の着メロが山手線の出発メロディだったり、わざわざドクターイエローを東京駅に見に行っちゃうような人なので。

 結局、私がひとりで帰国した後、妻と子供たちは義姉家族と一緒に行ったみたいです。妻はビデオカメラを持って行くべきだったと後悔しきりでした。
 私も、もっと寄った画像をたくさん撮影してくるべきだったとは思いつつ、広すぎていくら撮影しても足りません。ここで紹介している画像なんて、ほんの一部ですから。チャンスがあればビデオかDVDを買って来たいなぁと、帰国後、妻と話しました。

 後で調べてみたら、このミニチュア・ワンダーランドの広さは2000㎡で、世界最大級の鉄道模型ジオラマ(ヨーロッパでは最大)だそうです。土日は行列ができるほどの盛況ぶりだそうで、平日にふらりと訪れて、行列10人くらいで入場できたのはラッキーだったのかも。
 平日だったので、オトナ客ばかりでしたが、土日は家族連れや団体客が多く、ジオラマを近くで見るのは結構大変みたいです。

 このミニチュア・ワンダーランドはまだ完成していないそうで、これからまだまだ毎年拡張されていくようです。今後、日本を含めたアジア地域のジオラマ拡張もあるとか。完成の暁には、また訪れてみたい場所です。

 ミニチュア・ワンダーランドで勝手に盛り上がってしまったので、6日目の後半戦は次回へつづく。

▼ミニチュア・ワンダーランド(公式HP)
Miniatur Wunderland


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